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環境だより Vol.10

スマートグリッド

EMSジャーナルのコラム紹介

大阪エヌデーエスでは、社員の環境への関心を高めるために毎月1回社内向けメールマガジン「EMSジャーナル」を発行しています。この中で全社員が持ち回りで担当するコラムを紹介します。

スマートメーターをご存知ですか

スマートメーターをご存知ですか?
スマートメーターとは、家庭の電力消費を無線通信で常に把握できるしくみを持った次世代電力計のことです。IT技術を使って電力を効率的に供給する次世代送電網(スマートグリッド)の実現に向けて、電力各社ではこのスマートメーターを本格導入しようとしています。

総務省が2012年夏にスマートメーター専用の無線周波数帯を割り当てる方針を固めたことを受け、2012年度中に約100万世帯に設置し、2020年をメドに全国の約5000万世帯に普及させる計画だそうです。

家庭での電力使用状況を把握しながら発電所の運転ができれば、発電ロスを防ぐのに役立ちますし、CO2削減にもつながります。また、検針員が不要になるので人件費の削減も大きく期待されます。

今回の震災で計画停電も実施され、一部では混乱も起きているようですが、スマートメータによる電力使用実績データが蓄積されれば、より効率的な電力配分計画を立案できて、ひょっとしたら計画停電をしなくてもよくなるかもしれません。

また、組込み機器としてスマートメーターをみてみると、エンベデッド技術満載です。電力メータは計量法の規定より使用期限が最長10年と定められているので、定期的な買い替え需要が発生します。さらに海外でも導入がすすんでおり、無線の使用周波数も欧米と同一のものとなるそうですので、機器の形状や仕様を共通化すれば、海外展開も期待されます。

ちなみに、関西電力は他社よりも早く2008年度から実証実験を開始していたそうです。昨年末までに使用期限が過ぎた64万世帯に導入したとのことなので、ひょっとしたらみなさんのおうちの電力計は、すでにスマートメーターになっているかもしれませんね。

2011年 3月号(№067) 掲載

編集後記

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編集発行人:ISO委員会
発行年月日:2012年3月

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