TOP開発実績ヘーベルVillage世田谷砧(*1)ミリ波レーダー活用
開発実績

ヘーベルVillage世田谷砧(*1)ミリ波レーダー活用

不動産
住宅(ハウスメーカー)
エンベデッド事業

課題

高齢者向け住宅の入居者は各住戸で独立した生活を送っており、介護士の訪問は定期的なタイミングに限られるため、訪問と訪問の間に体調急変や転倒が発生しても、周囲がすぐに気づける仕組みがなかった。
特に呼吸異常や転倒といった緊急性の高い事象は、発見の遅れが重大な結果につながりかねず、入居者本人・ご家族双方にとって「見えない時間帯の不安」が大きな課題となっていた。
一方で、常時見守りの手段としてカメラ設置は生活空間の撮影に伴うプライバシーへの懸念が強く、接触型のセンサー機器には装着の負担があることから、入居者が安心して利用できる見守り手段が求められていた。

導入ソリューション

ミリ波レーダーを用いた非接触のセンサモジュールを各住戸に設置し、カメラを用いずミリ波によって人の動きや呼吸などの状態をリアルタイムに検知する仕組みを構築。
特に転倒事故のリスクが高い浴室には転倒検知の仕組みを組込み、センサが転倒を検知すると音声で安否を確認し、本人が無事であればボタンを押して応答してもらう仕組みとした。
取得したデータは平常時のデータも蓄積・可視化し、定期訪問する社会福祉士等の相談員が入居者の生活リズムや体調変化を踏まえた的確なアドバイスを行えるよう支援している。
当社はセンサモジュールにおいて、組込みLinuxを用いたプラットフォーム部分(ミリ波レーダーやその他ハードウェアを制御するソフトウェア、セキュリティなどの非機能要件への対応を含む)のソフトウェア開発を担当した。

効果

2026年8月時点で、実際にご入居いただいている住戸において本ソリューションの運用を開始し、日々のデータをもとに効果検証を進めている。
モデルルームには、設備メーカーや不動産事業者、自治体関係者など幅広い業種から見学者が訪れており、高い関心を集めた。
本取り組みをきっかけに、介護分野以外の用途でミリ波レーダーの活用を検討したいという声も複数の企業から挙がっており、新たな事業展開の可能性が広がっている。
(*1)https://www.asahi-kasei.co.jp/hebel-senior/ad/lp03/index.html

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