先輩社員紹介
「AUTOSARのことなら橋本」。
そう評される技術者を目指して。
H.Y
事業推進 テクノロジーサービスグループ
2014年新卒入社
情報科学部 コンピュータ科学科卒
現在の仕事内容
AUTOSAR対応の車載ソフトウェア開発において、主にセキュリティに関する機能に携わっています。例えば自動運転は、画像認識技術などで外部から収集した情報を基に、ルート設定や制御を行うことによって実現しています。そのためには、各々の機能を担う車載ソフトウェア間で正しい通信が行われる必要がありますが、私の役割は主にそうした通信のセキュリティを担保するための機能の開発となります。AUTOSARは車載ソフトウェアの標準規格であり、開発において必ず遵守すべき基準です。AUTOSARに対応した開発を行うには業務プロセスもその分非常に厳しくなりますが、大変ながらも技術者としての醍醐味を実感する日々を送っています。
仕事のやりがいや醍醐味
「お客様の追加要求に対応するために新機能を実装する必要があるが、AUTOSARのインターフェースの中に適したものがない」。現在のプロジェクトでは、そういったケースが稀に起こります。その際にはAUTOSARの構成を崩さない範囲内で、独自に機能を拡張しなければいけません。AUTOSARの規格仕様はセキュリティに関するものだけでも膨大で、英語で書かれている仕様を翻訳しながら機能拡張を行うのには大きな労力を伴います。しかしながら、さまざまな車載ソフトウェアの標準規格であるAUTOSARの理解を深められることは、今後コネクテッドカーや自動運転技術がますます普及していく流れの中で非常に意義のあることだと感じています。
今後の挑戦について
私は現状、AUTOSARに対応した開発の中でも、まだ一部の機能にしか携わっていません。せっかく車載ソフトウェア業界において注目度の高いAUTOSARに関われているので、今後はほかのさまざまな機能も担当して開発やプロジェクトのノウハウを習得し「AUTOSARのことは橋本に聞けば間違いない！」と言われるくらいの人材になりたいです。また、AUTOSARの開発では業務の都合上、非常にたくさんの種類のマイコンを扱うので、いろんなマイコンベンダーの製品に精通できるよう努力を続けていきたいと考えています。
キャリアパス
2014年 新卒で大阪NDSに入社
入社後、エンベデッドグループに配属。数カ月の研修を経て、車載オーディオシステムの開発・評価に従事
2016年 AUTOSAR対応の車載ソフトウェア開発
セキュリティに関する機能の開発を担当
社内の雰囲気について
仕事に集中しているときは社員間でも私語がほとんどないのですが、一旦休憩となると和気あいあいとコミュニケーションを取っています。業務に集中する時間、気を緩める時間にメリハリがあり、社員同士の関係性も非常に良いと感じています。サークル活動を通じて部門や役職、年次など立場を越えて交流が図りやすいのもその一因かもしれません。私自身、山登りやボルダリングのサークル活動に積極的に参加しています。
応募を考えている人へのメッセージ
大阪NDSは「常に進化し続ける会社」であり、車載ソフトウェアの開発においてもAUTOSARに早くから取り組むことで競合他社より先んじてノウハウを深め、新たなビジネスにつなげてきました。会社自体に業界の変化に対応し、トレンドを取り込む力があるということは、業務を通して新たな技術を身に付けられるチャンスが多いということです。最新の技術・手法にいち早く挑戦し、自身の成長を目指す方はぜひ大阪NDSにお越しいただいて、一緒に研鑽を重ねていければと思います。
