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#02

Project 02ゼロから切り拓いたDX。電力業向けデータ統合基盤構築

S.S
事業推進サービスインテグレーショングループ/グループマネージャー
S.K
事業推進サービスインテグレーショングループ/テクニカルスペシャリスト
Story 01

プロジェクト発足の経緯は?

S.S: ちょうど「DX」という言葉が世の中で広く使われ始めた頃ですね。私たち自身も、「これからはDX分野に本格的に取り組まなければいけない」という危機感を持っていました。

S.K: そうでしたね。ただ、当時はまだ「DXって何?」という段階でした。 まずは挑戦する機会をつくろう、というところからスタートしたと思います。

Q. そんな中で、このプロジェクトのお話があったんですね。

S.S: はい。あるSIerベンダー様から、「一緒にDX案件に取り組みませんか」とお声がけいただいたことがきっかけでした。

Q. 当時からお付き合いがあった会社だったのですか?

S.S: いえ、実はその案件が初めてのお取引でした。そのため、まずは私が先行して現場へ参画し、信頼関係を築くことを意識して取り組みました。
「まずは期待に応えよう」という気持ちで、一つひとつ着実に成果を積み重ねた結果、「この会社なら安心して任せられる」と評価していただけるようになりました。

Q. その積み重ねが次のステップにつながったわけですね。

S.S: そうです。しばらくして、そのSIerベンダー様から、電力会社様向けのデータ統合基盤を構築するプロジェクトへ参画する機会をいただきました。

S.K: 私たちにとっても、DX領域で本格的な経験を積む大きな転機になったプロジェクトでした。この経験が、その後の技術力や事業の広がりにつながる重要な第一歩になったと感じています。

Story 02

進める上で大切にしていたことやこだわったことはありますか?

S.S: 一番大きかったのは、要件が最初から明確に決まっていなかったことですね。
「まずはやってみよう」というスタートだったので、開発を進めながら仕様を固めていく場面が本当に多かったです。

S.K: だからこそ、お客様とのコミュニケーションは特に重視していました。
認識にズレがあると後工程への影響も大きくなるので、小さなことでもこまめに確認しながら、方向性をすり合わせて進めることを意識していました。

Q. 技術面ではいかがでしたか?

S.S: 当時はまだクラウド活用が今ほど一般的ではありませんでした。その中で、このプロジェクトではAWSとGCPを組み合わせたマルチクラウド構成を採用していました。

S.K: 今では珍しくありませんが、当時としてはかなり先進的な取り組みでしたね。
前例も少なかったので、自分たちで情報を集めながら検証を繰り返し、一つひとつ課題を解決していきました。

S.S: あとデータ連携ツールとして、talendを採用していたことかな?BIツールとしてはTableauを使ってたこと。

S.K: あれも最初は慣れないGUIに苦労しましたね(笑)。

Q. お客様とのプロジェクトの進め方はいかがでしたか?

S.S: お客様はとにかくスピードを重視される会社でした。
「まず挑戦してみよう」という考え方を大切にされていて、うまくいかなければアーキテクチャそのものを見直すようなことも珍しくありませんでしたね。

S.K: だからこそ私たちも、単に依頼されたものを作るだけではなく、
「どうすればもっと良くなるか」 「どうすれば実現できるか」を常に考えながら動いていました。
変化を前向きに受け止め、柔軟に対応する姿勢をチーム全員で大切にしていたことが、プロジェクト成功の要因の一つだったと思います。

Story 03

一番大変だったことや、想定外のトラブル(壁)はありましたか?

S.S: やはり性能面ですね。このプロジェクトではスマートメーターのデータを扱っていたのですが、1日に処理するトランザクション量が非常に多く、当時としてはかなり大規模なデータ処理基盤でした。

S.K: 単にデータを蓄積するだけではなく、大量のデータを決められた時間内に処理し、性能要件を満たす必要がありました。
設計やチューニング、性能試験を何度も繰り返したことを今でもよく覚えています。

Q. 性能以外にも苦労された点はありましたか?

S.S: お客様のスピード感ですね。
「まずやってみよう」「もっと新しいことに挑戦しよう」という文化だったので、新しいアイデアや要望が次々に出てきました。

S.K: その勢いはプロジェクトを前に進める原動力でもありましたが、一方で品質やスケジュールへの影響も大きくなります。
実現したいことを尊重しながら、技術的な実現性や優先順位を整理し、プロジェクト全体をコントロールすることには苦労しました。

Q. データ統合基盤ならではの難しさもあったのでしょうか?

S.S: そうですね。このプロジェクトでは複数のシステムからデータを収集していましたが、難しかったのは「集めること」ではありませんでした。

S.K: 本当に難しかったのは、それぞれ異なるデータをどう組み合わせ、新しい価値を生み出すかという部分です。データの意味や関連性を理解しながら設計を進める必要があり、技術力だけでなく業務への理解も求められました。

S.S: だからこそ、お客様と何度も議論を重ねながら、「このデータをどう活用すれば価値につながるのか」を一緒に考えて形にしていきました。
技術力だけでなく、課題解決力や提案力も試された、本当にやりがいのあるプロジェクトでしたね。

Story 04

プロジェクトを経て得られたものは何ですか

S.S: 一番大きかったのは、「前例のないことにも挑戦できる」という自信ですね。
要件が固まっていない中でプロジェクトを進めたり、当時としては先進的だったマルチクラウド環境を構築したりと、決して簡単なプロジェクトではありませんでした。この経験が、今の私たちの技術力の土台になっていると思います。

S.K: 技術面だけではなく、お客様と一緒に考え、課題を整理しながらプロジェクトを進める姿勢も、この案件を通じて大きく成長できた部分だと思います。
「言われたものを作る」のではなく、「お客様と一緒に価値をつくる」。
そんな意識がチーム全体に根付いたと感じています。

Q. 会社としても大きな転機になったのでしょうか?

S.S: そうですね。最初は一人で参画し、信頼関係を築くところから始まりましたが、その積み重ねによって、より大きなプロジェクトを任せていただけるようになりました。
この経験が、その後の継続的なお取引や新たな案件にもつながっています。

S.K: このプロジェクトをきっかけに、クラウドやデータ活用といった分野でのノウハウも蓄積されました。
今ではさまざまなお客様のDX支援に、その経験を活かせています。

Q. 最後に、このプロジェクトを一言で表すとしたら?

S.S: 「挑戦が成長につながったプロジェクト」です。
未知の領域に飛び込み、一つひとつ壁を乗り越えてきた経験が、今の私たちにつながっています。

S.K: 私にとっても同じです。
お客様との信頼関係、技術力、そして課題解決力を育ててくれた原点のような案件でした。
今振り返っても、「あのプロジェクトがあったから今がある」と自信を持って言えるプロジェクトです。

Story 05

求職者の方にメッセージ

S.S・S.K: 私たちの仕事は、まだ世の中にない仕組みや新しい価値を生み出していく仕事です。
もちろん技術力も大切ですが、それ以上に「挑戦してみたい」「成長したい」という気持ちを大切にしています。
今回ご紹介したプロジェクトも、当時としては前例の少ない技術や進め方に挑戦し、多くの壁を乗り越えながら、お客様とともに新しい価値を形にしてきました。
その経験は今でも私たちの大きな財産となり、さまざまなDXプロジェクトへとつながっています。
当社には、一人ひとりが挑戦できる環境と、その挑戦を支えてくれる仲間がいます。
新しい技術に興味がある方、チームで課題を解決することにやりがいを感じる方、そして自分自身を成長させたいという想いをお持ちの方と、ぜひ一緒に働きたいと思っています。
皆さんと一緒に、新しい価値を生み出すプロジェクトに挑戦できる日を楽しみにしています。